Pantoneカラーはいくつある?PMS全体像と使い方(2024年版)

2024-10-15

Pantone Matching System(PMS)はデザイン・印刷の共通言語。2024年10月時点で2,369色に拡大し、更新のたびに新素材・新トレンドに対応しています。

PMSとは何か

PMSは1960年代に生まれた色指定の標準。印刷やブランドで「どこでも同じ色」を実現するためのコード体系です。

ビジネスカードからビルボード、Webまで色を揃えるのに不可欠な仕組みとして発展してきました。

2024年時点の色数と内訳

PMSは現在2,369色。代表的なカテゴリーは以下です。

1,867色のソリッドカラー

グラフィック・印刷の基本色。コート/アンコート両方に対応。

メタリックカラー

パッケージや高級感を求める用途に最適な光沢系。

ネオン / パステル

ファッション・インテリアなどで映える高彩度/ソフトトーン。

なぜデザイナーとブランドに重要か

色の一貫性はブランド資産のコア。PMSを使えば、媒体や国が変わっても同じ色を再現し、認知と信頼を守れます。コカ・コーラの赤のように、1トーンのずれもブランド毀損になり得ます。

「名刺・パッケージ・広告・アプリで色が違う」状態を防ぐのがPMSの役割。安定した体験を提供することでブランドの価値を高めます。

今後の追加とアップデート

新素材やディスプレイ技術、トレンドに合わせてPantoneは継続的に新色を追加。スペクトラムの広がりは、より多様なブランド体験と表現を支える基盤になります。

まとめ

2,369色という豊富なPMSは、ブランドの一貫性と再現性を担保するための「共通言語」です。ソリッド/メタリック/ネオン・パステルを適材適所で使い分け、印刷・デジタル双方で色基準を明文化することで、世界中どこでも同じブランド体験を届けられます。